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小林よしのり
2018.11.21 11:50ゴー宣道場

京都「ゴー宣道場」アンケート回答2

京都「ゴー宣道場」アンケート回答の2です。
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◆笹師範の魂のこもったご講演、お見事でした。
「価値ある死とは何か」「俺の日本はなくなった」
「成功も失敗も、そこで終わりではない」等、様々な
言葉が心に響きました。
自分と祖父(歴史)とのつながり、自分と国家との
つながりを感じられたように思います。
この感覚を確かなものにしていきたいと思います。
(静岡県・36歳男性・会社員)
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祖父母の世代との連結が『戦争論』の目的だったから、
そこが伝われば良いのだがな。
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◆基調講演良かったと思います。
戦争経験者の声の紹介で、巡洋艦矢矧の海軍将校さんの
声「じゃあ、あの時、我々はどうすればよかったのか?」
というのは、大東亜戦争を簡単に批判しがちな現代人に
とって反省させられるものでした。
(大阪府・38歳男性・会社員)
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今でも時代に巻き込まれて抵抗しない者が多数です。
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◆笹師範の基調講演でなるほどと思ったのが、「戦争論」
がネトウヨ、ネトサヨを生んだのではなく、戦後平和主義
の帰結が生んだのではないか?とのご意見です。
私は当時読んだ時、また今回改めて読み返しても、
アメリカに対してはいつか一撃くらわさなければと思い
ましたが、中国、韓国に対してはかわいそうな国だなと
いう印象でしたが、戦後日本人はアメリカに対する
奴隷意識が抜けないんだなという思いです。
(大阪府・45歳男性・会社員)
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「「戦争論」がネトウヨ、ネトサヨを生んだのではなく、
戦後平和主義の帰結が生んだのではないか?」
これは確かにわしも聞いてて、はっとしたな。
確かにその通りだ。
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◆冒頭の小林先生の、当事者になる気もなく、覚悟もない
者に論評する資格なしとは、その通りだと思った。
最後の女性の質問は、自分も地方の田舎に居住しているの
で、人口が少なくなり共同体の維持が個人の負担になり
得る時に、ゴー宣設営隊のように楽しんで共同体を維持
する方策が必要だと思った。
(兵庫県・38歳男性・公務員)
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どの共同体にも、誰か一人、責任と覚悟を持って踏み出す
者がいなければならないんだけどね。
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◆「戦争論」の出版によって、それまでの左翼優勢の
空気が変わったと思う。
しかし、20年たっても「ムラ社会」やアメリカの属国で
主権のない状態は続いている。
それは当然あるべきナショナリズムが無いからだと思う。
読んだ人でも、それが伝わらなかった人もいるが、
少なくとも自分は大分、考え方が変わったし、今日、
道場に来ている方は、大多数が戦争論を読んで変わった
のだと思う。
(京都府・38歳男性・会社員)
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少なくとも自分は変わった、と言ってくれる人がいると、
報われたと思えるよ。
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◆歴史とは科学の側面がある、というのはその通りである、
と思いました。
そして当然物語の側面もある。
科学の方法で得られた事実で「大東亜戦争」の戦いぶりの
物語を構築した業績は素晴らしい。
あの頃、そういう物語は望まれていた。
しかし誰も語る勇気がなかった。
(京都府・51歳男性・公務員)
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こういう意見は、どのメディアにも紹介されないんだよね。
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◆小林よしのり軍、入隊します。(笑)
それくらい現在の状況が危機的なのが分かります。
自称保守の方など達は目をそらしているだけなのか、
ホントにアホなのか、何故分からないのか、不思議で
分かりません。
(徳島県・44歳女性・主婦)
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健全な女性はやはり「ゴー宣道場」にはいるんだな。
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◆第二部の初めで倉持氏が、自分ができる事があるのか
という人が多くいるという事や、1人1人の活動が国会に
影響を与えることができているのは希望の持てるお話
でした。
このゴー宣道場の活動が実っていることは、とても
うれしく思います。
(大阪府・27歳男性・会社員)
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国会に影響を与えるのは大事ですね。
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◆高森師範の「日本で最も個が強いのは天皇陛下」という
お話が心に残りました。
「個」は「公」の中で育まれる、その公の体現者たる
陛下が最大の「個」を発揮なさっておられるという理論に、
深く納得しました。
私も陛下の1万分の1でも見習って、公の中で個を強く
していきたいです。
(福岡県・29歳男性・webサイト制作)
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天皇陛下は苦しいだろうな。
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◆一言でいえば、「直視しろ」その一言に尽きる気が
しました。
戦争のことも、戦後の奴隷状態のままの「平和」のことも、
何もかも自分の〈私〉に都合悪いから見ないふりをする
のではなく、“本当のところ”を直視する勇気を持たねば
ならない。それが日本人の大きな課題だと思いました。
アメリカの言いなりを続けるネトウヨも、憲法9条に
守ってもらおうとするサヨクも、自分達の弱さ・ずるさを
直視できていない点で一緒だし、日本人は自分達の
民主主義への不信をのり越えていかねばならないと思った!
(京都府・39歳男性・小学校教員)
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ほとんどの日本人は欺瞞的で、自己を直視できないから、
「ゴー宣道場」の参加者は勇気があるのかもしれない。
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◆冒頭の安田純平さんバッシングの「自己責任論」の
歪さについての話が、最後の日本人の「個」の弱さ、
同調圧力の強いムラ社会にとらわれてしまう話として
つながってくるのに圧倒されました。
戦争論のテーマ、「個と公」は未だ日本人の課題として
あらゆるものにつながっていることがよく判りました。
アメリカの下の奴隷の平和に甘んじているのも、
過去の戦争を自らの立場で総括できないのも、個が弱く
公が成り立っていないため。焦りを感じます。
(京都府・37歳女性・専業主婦)
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日本は八つ墓村的な因習がまだ残っていて、ネットで
再生産されている異常な状態ですね。
「個が弱く公が成り立っていない」その通りです。
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アンケート回答、以上です。
次回は12月9日、「移民と人権とナショナリズム」で
議論します。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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